ホームページを制作、運営する目的は会社のブランディングであったり、 Web集客や広告収入の獲得など様々ですが、長年サイト運用をしていくうちに開設当初とは違う、本来の目的とズレてしまうケースがあります。
特に長年にわたり、コンテンツ強化やSEO対策へ力を注いでいるwebマスターほど、気が付くと別の指標へ気を取られている場合がよくあるので、一度冷静になる必要があります。
中でも注視されやすいのが「自社運営サイトのメインキーワードでの検索順位」と「トラフィック数」です。確かにオーガニック検索で上位ランクし、サイト流入数を増加させるのは重要です。
webサイトの検索順位はいつでもどこでも調べることができ、しかも日々変わります。そのため、中には朝昼晩と検索順位をついつい確認してしまうといった方もいらっしゃいます。
トラフィックも同様にアクセス解析を入れていればいつでもすぐに把握することができ、自社サイトをどれぐらい多くの人々へ見られているか?の数値で、アクセスログの中でも最も分かりやすい数字といえます。
しかし、これらの数値をどれだけ高めても、最終的な成果(資料請求や注文、予約、新規問い合わせ等)を得ることができなければ意味がありません。
その最終目的のあくまで過程にある検索順位とトラフィック数へ着目し過ぎてしまい、最終的なコンバージョンよりも「いかにメインキーワードの順位を上げるか?」「いかに月々の総トラフィック数を上げるか?」を重視してしまいます。そして結果として、本来目的とした問い合わせ数/注文数をクリアできていないケースが意外と多くあります。