そもそも「源ノ明朝」とは？
少し前のお話になりますが、GoogleとAdobeが共同で開発し、これまでWEB用フォント「Noto Serif CJK」として公開していた日本語WEBフォントがPC用フォント「源ノ明朝」としてAdobeから無料で公開されました。
こちらは無料であるにも関わらず、しっかりとほとんどの日本語表示に対応をしている嬉しいフォントです！
また、デジタルデータでのやり取りが非常に増えた昨今、端末でつぶれにくいことを意識されたデザインで非常に使いやすいものになっています。
もともとはWEBフォントとしての活用を前提としているため、テキスト部分と画像部分のフォントを同一のものにできるようになった現状、とてもデザイン上で取りまわしのよい書体になったと言えます。
また、ウェイト（太さ）も7種類と、導入に10万円近くかかるプロユースのフォントと比べても遜色ないバリエーションがあります。
ちなみに、本来の名称「Noto」には「文字化けして“□”（豆腐）が表示されることのない環境を→No Tofu→Noto」といった意味合いが込められており、アジアを中心とした全角文字が必要な文化圏に大して強いという特徴もあります。
年賀状ソフトなどで安価な日本語フォントを入手されている方も多いとは思いますが、せっかく良いフォントが無料で手に入る機会のため、ぜひお手元に導入されてはいかがでしょうか？
活用が難しそう…しかし格好は間違いなく良い「源界明朝」が登場
つい先日、「源ノ明朝」をベースにアレンジされた無料フォント「源界明朝」が公開されました。名前通り、限界にチャレンジした感のある明朝体フォントで文字が全体的に崩壊しています。
思い浮かべるのは何でしょうか？
SFやファンタジーにあるような荒廃した世界でしょうか。
それとも、環境破壊を訴えるポスターでしょうか。
とにかく、メッセージ性が非常に高いフォントです。
それでいてベースは「源ノ明朝」のため、非常に出来が良いのがポイントです！
デザインをする方はコンセプトを強く打ち出したいといった時に…
事務のお仕事をされる方は社内報などで危機感を表現したい時に…
などなど、このインパクトはなかなかの効果を与えてくれると思います。
書体というものは、クリエイター関係の方でなければ普段何の気なしに見ていることが多いと思いますが、少し違っただけでも大きく印象が変わることがあり、デザインや広告の中でもとても重要な要素です。
ホームページを運用する際も、少しのアクセントで大きく目にとまる可能性が上がります。
エグゼクティブクリエイションではサイト掲載内容の充実化はもちろん、「閲覧者の目に入りやすいWEBデザイン」にも注力しております。
「こういったイメージや印象をWebサイト上で打ち出していきたいのだけど…」等のご相談もお待ちしております！
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