皆様はどれぐらいの頻度でPCをお使いでしょうか？
人にもよりますが、タブレット端末やスマートフォンが普及しても、まだまだPCでの作業は必須なことが大半です。
特にWEB関連/ホームページ制作系の作業は、いくらスマートフォンサイトが普及しても作る事自体はPCで行っている方がほぼ全員ではないでしょうか。
そんな折、PCで作業をしていると色々な「困り事」に見舞われることもあると思います。今回は、デザイナー視点からそういった「困り事」を解決しやすくなるソフトやサービスをご紹介します。
画像関連のサービス/ソフトウェア
画像の拡大をキレイに出力してくれる「Waifu2x」
一般的に、画像というものは縮小は問題なくできても拡大は支障が出ます。
なぜなら、画像には縮小するための情報はあっても拡大するための情報が無いからです。
どういうこと？とお思いの方は、「キレイに等分された白黒の画像を1pxだけ伸ばした状態」を考えてみて下さい。
伸びた1pxは白でも黒でももとの均等な画像ではありません。
2色の画像を1px伸ばすだけでコレなのですから、写真を100px、200pxと伸ばしていけば当然、
まともに補完できるわけもなく、高性能なソフトを使っても良い結果にはなりません。
そこで登場したのが「Waifu2x」というサービスです。
もともとこちらは、「ワイフ（オタクが言う『俺の嫁』）」の大きな画像がないからキレイに拡大したい」という欲望を満たすために生まれたそうです。
本来の「ワイフ」の綴りは「Wife」なのですが、海外のオタクスラングで「オタクが言う『俺の嫁』」には日本のローマ字読みをリスペクトしているのか、「Waifu」が用いられるとのこと。
なんともな流れで開発されたサービスですが、中身は最新鋭の人工知能技術「Deep Convolutional Neural Networks（深層畳み込みニューラルネットワーク）」を使った非常に高度な内容になっています。
「2x」の名前が示す通り、最大で2倍までキレイに拡大をしてくれます。
バンズのゴマが付いているあたりを見比べていただくとわかりやすいのではないでしょうか？このように、使いたい写真がとにかく小さい、似たような写真も見つからない、といったときに絶大な威力を発揮します。
弊社でもホームページ制作時、このような画像の縮小や拡大を多々行います。そういった時に非常に便利です！
Waifu2x 公式サイト
できるだけ劣化しないで画像容量を減らす「Voralent Antelope」
ホームページ制作と併用し、各種ブログサービスやCMS、あるいはショッピングページを運用・制作されている方は恐らく一度くらい「画像の容量が大きくてアップロードできない」という詰まり方をしたことがあるのではないでしょうか？
こちらのソフトはかなり手早く一括で、画質を余り下げないまま容量を減らしてくれます。
どの程度劣化を許容するか、といった設定も結構細かく可能で、画像に付属している周辺情報のたぐいをカットしてくれる機能も持っています。
常時使うものではありませんが、持っていると確実に楽ができるタイプのソフトです。
どうでしょうか？
頑張って凝視しないと、そこまで差がわからないと思いますが、それでいて容量は実に80%近くカットされました。まとめて変換できるため、デジカメやスマートフォンで大量に撮影する方には強い味方になります。
Voralent Antelope 公式サイト
http://www.voralent.com/ja/products/antelope/
http://www.voralent.com/ja/products/antelope/
WEB関連のサービス
文字コードで混乱するあなたに、「エンコードマニアックス」
URLに日本語を混ぜたいけど、あの記号だらけのよくわからない表記のルールが把握できない…
などなど、ネットと文字化け・文字コード違いでのトラブルは未だに尽きることはありません。
しかし、このページを知っているといくらか解決できるかもしれません。
このページは、打ち込んだ文字を様々な条件でたくさんの形式に変換してくれます。
中にはQRコードも含まれており、人にURLを渡したい時などにも利用できる汎用性の高さがポイントです。
こちらも普段使いするサービスではありませんが、知らないとどうしようもないパターンの解決にもなりうるため、覚えておくと助かることもあるかもしれません。
エンコードマニアックス
https://encodemaniax.com/
https://encodemaniax.com/
たまに見かけるけどやり方がわからないアレの答え「Google Maps API Styled Map Wizard（改）」
ちょっとスタイリッシュなホームページで、Googlemapの色調が他のwebサイトと全然違っているという光景を目にしたことはないでしょうか。アレを実装するにはいくつか方法があるのですが、おそらく一番簡単であろう方法がこちらになります。
事前知識としてJavascriptの取扱が少しできる必要がありますが、使いこなせると、少し他のホームページと差がつけられるかもしれません。
操作手順としては、
「１：体裁の決定」
「２：表示させたい場所の座標値の取得」
そして「３：実際にJavascriptの記述を書く」という感じになります。
簡単と言いつつも、実際の取扱い難易度は結構高めです。
普段Javascriptに触れていないとコードの見た目で気圧されるかもしれませんが、実際に使用できると明らかにサイトの雰囲気がよくなるため、マニュアル首っ引きでも良いので一度チャレンジしてみることをおすすめします。
「Google Maps API Styled Map Wizard（改）」
座標値を取得できるページ
実際の使用方法を解説しているページ
作業効率は自分の手だけでは上がりません
上記に挙げた以外にも、特に当社のようなホームページ制作会社では作業を止めてしまうようなトラブルは多くあります。しかし、だいたいのものに共通して言えるのは「自分の手だけでは限界がある」ということです。
知らないと何も対策できないもの、機械に任せれば何百倍ものスピードで処理してくれるもの、あるいは専門家なら確実に対応できるものなど…
「人力で手間をかける美学」というものも勿論ありはするのですが、そこはお仕事、よほど芸術的だったり、高尚なものでない限りは、効率と最終成果がやはり大切です。
エグゼクティブクリエイションでは、ホームページ制作/各種webサービスについての専門ノウハウや技術力によって、ご要望に対し効率の良い成果が出せるよう努めております。ぜひご相談下さい！
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